子供の心のコーチング
先日、知り合いの方にご紹介いただいたこの本。
目からうろこがポロポロと。
うーん。良いですねえ…。
見守るって難しいですよね。
ついつい、手を貸したくなりますよね。
でも失敗させてやるって大切だなあ。
郁弥は夏休みの自由課題、親から「この本のどれかを写せ」と言われて自由研究の本というものを渡されました。それで写しても何にも楽しくないですよね。
自由研究とか、宿題とか、テストとか失敗してもいい。
むしろ、失敗の方が学びがある。
失敗は、フィードバックがあるだけ。
そこで「自分は何に関心があるんだろう?」って子供が考えるチャンスを親が奪ってはいけませんよね。
夏休みの自由研究、出さなかったらお母さんも恥ずかしいかもしれません。
でも、結果の成功より、もっと大切なものがありますよね。
NHKプロフェッショナル仕事の流儀に出ていた小学校教師の菊池省三先生。
子供たちの運動会は失礼ながら最後まとまりきらず、はたからみたらちょっと失敗かもしれません。でも、結果の成功ではなく、その裏の過程で子供たちが自分で考え、失敗し、悩み成長していました。まさに、大成功。
見事に整列した組体操や団体行動を見せて保護者から誉められる運動会は、先生が自分が「良い運動会ね」と言われる名誉のために作っているのかもしれません。
自分の栄光より、子供一人ひとりを見て、必要な失敗をさせている。腹が座っていると感じました。さすがです。
そう、失敗は成功のもと。
たくさん失敗させてあげましょう。
お母さんはにこにこしているだけで大丈夫。
にこにこしていなくても、子供は本当に親を愛していますけどね。親以上に。
知り合いのひきこもっていた人が岸見一郎氏の名著「嫌われる勇気・アドラー心理学」を読んで
「ああ、自分のひきこもりは親への復讐だった」
と納得されていました。
そう、子供は親に愛されたくて頑張るし、見てほしくて頑張る。それが良い子で無理なときは、ダメな子としてでも、自分を見てほしいと思う。あえて反発して見せたり、憎ませてみせたり。
そして、自分に自由が与えられず、親に進路を強いられた知り合いは何人かひきこもりました。
いずれも美術や音楽が得意な人たちでしたが、普通の枠にはめられ合わなかったのでしょう。本当にもったいないです。
病気と診断されている人もいるけど、違う人もいます。無意識に引きこもることで親に復讐をしている人も。
「お前たちがこうしたんだ!」と自分を一番傷つけながら、必死に親に復讐をしています。
それと同時に「愛してくれ、でも、こんな自分は愛せないだろ?」と親の無償の愛も試しています。
どの子も必死で親を愛しています。
でも、人生は短いから。
親も失敗させてあげましょう。
だって、親だってはじめてだったんだもの。
だって、親だってそんな風に育てられたのだもの。
だって、そういう時代だったんだもの。
全部手放して、今からでも身軽に動けます。
まず、今したいことから。
空を見上げてみてください。広いですよ。
空を見るのか、足元の暗がりを見るのか、どこに焦点を当てるか。
それはあなたの自由です。
NLP文章メンタルカウンセラー郁弥でした。